そもそも汗とは何か~汗をかく理由、汗の種類~

投稿:2012/09/06更新:2015/06/29カテゴリ:汗かき
そもそも汗とは何か~汗をかく理由、汗の種類~

何気なく手やタオルで拭う汗。
流れっぱなしじゃうっとうしいし、何よりみっともなくて嫌なもの。
それでも、大切な役割があるんです。

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で、汗ってなんなのさ

早速の結論。
汗とは、汗腺から分泌される液体のことです。

たった一言で説明できるこの液体に、私たち汗っかきは深く悩まされているわけです。

汗をかくのは哺乳類だけ!?

汗をかくために必要な汗腺(かんせん)は、ヒトの皮ふにまんべんなく広がっています。この汗腺を持っているのは哺乳類だけだと知っていますか?

体温調節ができない蛇などの両生類の他にも、ニワトリなどの鳥類も汗腺を持たず、汗をかくことができません。鳥は犬と同じく、細かい呼吸で熱を逃がしていると言われています。

また、哺乳類の中でも、体温調節で大量に汗をかくのはヒトやウマくらいだそう。同じ哺乳類のイヌやネコでも、肉球にしか汗腺を持っていないのです。

そうなると「どうしてヒトばっかりこんなことに?」と思いがちですが、これにはきちんと理由があります。

ヒトは汗腺を発達させることで、他の生物よりも上手に体温調節ができるようになりました。もし汗が出なくなれば、それ以外の問題が山積みになり、まともな生活ができなくなってしまいます。
例えば、ヒトが犬のように舌を出して体温調節しようものなら、食事も会話もできなくなってしまいますし、熱中症で全員倒れてしまうことでしょう。

あらためて考えると、汗腺の発達は、起こるべくして起こった進化だったわけです。 汗をかくのは哺乳類だけ!?

汗をかく理由、その役割

なら、ヒトはなぜ汗をかくのか。
これも簡単。体温調節のためです。

体内の細胞や機関を効率よく働かせるためには、体温を36度前後に保つのがもっともよいとされています。
なので、運動や夏の暑さで体内に熱がこもりすぎたときには、どうにかして温度を下げてやる必要があります。

ここで登場するのが汗。
汗が体の外へでて蒸発することで、熱を外に逃がして体温のバランスを保つことができます。
ヒトは汗により体温を一定に保っているのです。

汗の種類

ヒトがかく汗には大きく分けて3つの種類があります。

温熱性発汗

温熱性発汗 体温を調節するためにかく汗のことです。
運動したときや暑くてたまらないときに発汗します。

この汗をなかなかかけない人は、熱を外に逃がすことができず、体温のバランスを崩してしまうことがあります。
逆に理想的な汗の場合は、全身からまんべんなく発汗します。

精神性発汗

精神性発汗 緊張、興奮することによりかく汗です。
初めての面接や、アクション映画を見たときなど、精神的な理由が原因で発汗します。
手のひらや足の裏などの局所的な汗をかくことが多いです。

局所的な汗をかくのは、ヒトが狩りをしていたときの名残とされています。緊張で手のひらや足裏を湿らせることで、指の感覚を鋭くして、物や地面をつかみやすくしていたそうです。

何もしていないのに汗が止まらず、手のひら、足の裏、ワキなどから大量の汗をかく場合は、多汗症の可能性があります。
多汗症については『汗かきさんの基礎知識』でも触れますが、先に詳しく知りたい方は以下のページを参照してください。
多汗症について

味覚性発汗

味覚性発汗 カレーや激辛ラーメンなど、辛いものを食べたときにかく汗です。とくにおでこの汗が目立ちます。


何気なく流す汗にも、いろいろな種類や情報があることがわかってもらえたでしょうか。
一番大切なのは、汗は本来、必要不可欠なもので嫌なものではないということです。

嫌だと思ってしまうのはあくまでも、過剰に汗が出てしまうから。
嫌だ困ったで負のスパイラルに陥らないよう、気をつけて行きたいものです。

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