汗かきの裏に潜む病気~バセドー病、自律神経失調症、糖尿病、更年期障害など~

投稿:2012/09/06更新:2015/06/29カテゴリ:汗かき
汗かきの裏に潜む病気

新陳代謝の高さや肥満、生活の乱れなど、汗かきには色々な原因があります。
たかが汗と侮る無かれ、その裏には重大な病気が潜んでいるかもしれません。

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汗かきから疑われる病気例

多汗症

何かを原因として汗かきになるのではなく、汗かきそのものが病気である多汗症
脇の下、手のひら、足の裏など、局所的な部分から大量の汗をかいてしまうのが特徴です。
多汗症について

バセドー病(甲状腺機能亢進症)などのホルモン異常

バセドー病になると、体内の代謝を促進する甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため、代謝が異様に高まって大量の汗をかいてしまいます。
汗の他に、イラつきや動悸、急な体重の減少などの症状が現れることがあります。

なお、バセドー病に関わらず、ホルモンバランスを崩す病気は多汗の原因になることが少なくありません。

血液の病気(白血病)、結核

寝汗を大量にかく場合、白血病などの血液の病気や結核の疑いがあります。
(ミネラルなどの成分が多く含まれた)アンモニア臭の強いベタベタした汗をかき、布団がおねしょをしたようにびっしょりになることも。

自律神経失調症

自律神経とは、自分の意思とは関係なく動いている神経のことを言います。
これには交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれがバランスよく働くことで、体の動きを調整しています。
交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキのようなものです。

全身に広がるエクリン汗腺は、交感神経のみでコントロールされています。
アクセルだけでバランスをとるわけですから、汗腺のコントロールは非常に難しいといえます。

自律神経失調症になると、特に副交感神経の働きが悪くなります。
ただでさえ汗腺はコントロールしにくいのに、汗腺以外の副交感神経で助けることもできなくなり、交感神経の独り舞台が始まってしまいます。
暴走した交感神経が『好き勝手に汗をかけ』と汗腺に指示した結果、滝のような汗が流れてしまうのです。

なお、自律神経失調症の症状には様々なものがあります。
めまい、震えなどの身体的な症状や、人間不信や情緒不安定などの精神的な症状など、人によりかなり異なるので、汗かきにならない場合もあります。

糖尿病

糖尿病の三大合併症の一つである糖尿病性神経障害により多汗になることがあります。
これは糖尿病により自律神経に異常が発生したことが原因です。

更年期障害

更年期障害の症状の一つに、女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れて起こるホットフラッシュというものがあります。
その名前の通り、何の前触れもなく突然カーッと熱くなり、ほてり、のぼせとともに大量の汗をかくのが特徴です。

特に顔の汗が目立ちますが、首筋や脇、胸などの上半身からも発汗します。
一時的に汗が吹き出てすぐに収まったり、1日に何度も起こったりで、いつ発生するかわからないランダム性があります。


以上が多汗が症状として出てくる病気の一部です。
汗をかきすぎる原因が病的なものかもしれないと思ったら、一度病院で診察を受けてみることをおすすめします。

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