【実験】ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールの汗ジミへの効果を検証

投稿:カテゴリ:汗かき改善実験
【実験】ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールの汗ジミへの効果を検証

今まで何度か制汗実験は行ってきましたが、デオドラントグッズ以外では初めてです。そんな記念すべき今回は、ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールの汗ジミへの効果を検証していきます。

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実験方法

温度と気温をできるだけ合わせた2日間で、ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールを着た場合と、着なかった場合の汗ジミの量をTシャツの汗染みで比較します。
汗かき改善実験の方法・改
ユニクロ WOMEN エアリズム汗取りキャミソール

運動前後にTシャツの重量を図り、運動後から運動前の重さを引くことで、Tシャツに含まれる汗の量をおおまかに把握します。 同時に、顔の汗を拭いたハンカチの枚数と重量の変化も記録します。

エアリズムを着た場合と着ない場合の検証なので、後者はキャミソールなしとなります。また、ブラトップ(ブラカップ付き)ではありません。

実験結果

汗かき比較表

// 左が汗対策あり(エアリズム)、右が汗対策なし。色の濃い部分が汗ジミです。

1回目エアリズム着用汗対策なし
背中 20140624@運動してTシャツの汗ジミを記録しよう法 20140620@運動してTシャツの汗ジミを記録しよう法
ワキ 20140624@ワキ汗の記録 20140620@ワキ汗の記録
Tシャツ汗量 8g(138g-130g) 10g(141g-131g)
ハンカチ数(顔汗量) 1枚(2g) 1.5枚(3g)
2回目エアリズム着用汗対策なし
背中 20140626@運動してTシャツの汗ジミを記録しよう法 20140627@運動してTシャツの汗ジミを記録しよう法
ワキ 20140626@ワキ汗の記録 20140627@ワキ汗の記録
Tシャツ汗量 12g(141g-129g) 14g(144g-130g)
ハンカチ数(顔汗量) 1.5枚(4g) 2枚(5g)

主観で気になったことをメモ

汗ジミへの対応力はそこそこ。

デオドラントグッズによる対策とは違い、物理的に汗を抑えているので、必然的にTシャツの汗ジミは少なくなりました。背中上部のエアリズムに触れていない箇所に、汗ジミができてしまったのは予想通りです。

残念だったのはワキ汗への対応力の低さです。今回着用したエアリズムはワキ部分の汗取りが売り。

エアリズム汗取りキャミソール ワキ部分
// ワキ部分に汗取りパーツが外付けされている

画像ではわかりにくいかもしれませんが、ペラペラしていてワキにフィットしません。実際、ワキの汗ジミにはほぼ効果なしですし、 おまけ程度に考えたほうが良さそうです。

表では汗の量に違いがないように思えるが・・・

画像でなく数字で汗の量を見ると、どちらもあまり差はないように思えます。

ですがあくまで外側のTシャツの話です。インナーであるエアリズムに染みた量をあわせると、だいぶ印象が変わってきます。

1回めエアリズム着用(6/24)インナー無し(6/20)
全体汗量30g10g
Tシャツのみ8g10g
エアリズムのみ22g
2回めエアリズム着用(6/26)インナー無し(6/27)
全体汗量46g14g
Tシャツのみ12g14g
エアリズムのみ34g

上半身の汗量が倍になっています。Tシャツと違って体に密着していること、単純に服の枚数が増えてしまっていること、などと複数の要因が思い浮かぶので、いつも以上に参考にはなりませんが・・・(別インナーでの記録も取ればよかった)。汗自体を防ぎたい、という目的にはそぐわないように思えました。

なぜか顔の汗は減りました

地味に気になっているのは、エアリズム着用時の利用ハンカチ数(=顔汗)の減少です。上半身の汗が増えたことで、相対的に顔からの汗が少なくなったのか・・・案外、エアリズムが熱を逃してくれているのかもしれません。

総評

結果を踏まえて、以下を今回の総評とします。

ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールはちゃんと汗を吸ってくれますが、汗量も増えます。背中上部、ワキの汗には弱いです。

ピリッとしない結論になってしまいました。

個人的な雑談

記事をまとめている今現在、実験に使ったエアリズムと一般的な綿100%のタンクトップを、両手に持って比べていたりします。

触った感じでは確かに、エアリズムの方がひんやりしているのがわかります。放射温度計で双方の布部分を計測したところ、ほぼ同じ温度(27~28度)でした。

レビュー前には着た状態の温度変化を計測して・・・運動前後に測れば熱を逃がす効率も分かるか?

うーん。これだけレビューしにくいものは初めてかもだ。