ひどい汗かき―多汗症(塩谷正弘)の読書感想文~簡潔にまとまった多汗症についての本でした

投稿:2012/09/21更新:2015/08/04カテゴリ:読書記録

とりあえず、この本を読んでわかること3つ

  • 『多汗症』がどのような病気なのか
  • 多汗症の手術法について
  • 治療後に聞いた10の体験談
スポンサーリンク

ひどい汗かき/読書感想文

ひどい汗かき―多汗症(NHKきょうの健康Qブック)

塩谷正弘(監修)、NHK出版(編集)
発売日(初版):2000/06/25
ページ数:74

個人的評価

3.5

詳細レビュー

74ページと少ないページ数がよかったのか、『多汗症』について知りたいことが簡潔で分かりやすくまとめられている本です。
具体的には以下の4章で成り立っています。

第1章:多汗症って何?
第2章:検査と診断
第3章:治療の基本
第4章:治療の実際

多汗症自体の知識は1章でおしまい。占める割合はさほど多くないですが、何も知らない人が多汗症について知るには十分な量でした。
むしろ、これ以上は蛇足なんじゃないかと思えるほど適切にまとまっています。2章についてもこれは同様です。

ただ、3章だけはちょいと首を傾げました。というのも、この本では『まず手術ありき』で話が進んでいるのです。

この本で扱っているおもな手術方法は以下の2つです。
胸腔鏡下交感神経切除術(ETS)
腰部交感神経節ブロック
この2つについては当サイト内のコンテンツにて簡易的な説明をしています。
手術で多汗症を治療する~気になる費用・副作用~

手術以外の治療についても触れられてはいるのですが、2ページ弱しかありません。あまりにさらっと流されているので、手術以外じゃどうにもならないと誤解してしまう可能性があります。
反面、手術については詳しいです。方法についてはもちろん、危険性の有無や後遺症の問題などにも触れられています。

また、4章の体験談はすべて術後の患者さんの話です。ほぼ成功談ではありますが、代償性発汗についての評価もありますし、一応は失敗談も載っているので、手術を考えている方には参考になるのではないでしょうか。

ひどい汗かき―多汗症(塩谷正弘)の総括

多汗症について知りたい人への入門書。ただし手術関係の話が大半なので、自分で何とかしたい人は不満かも。

以上。初の読書感想文でした。

個人的な話~ただの雑談~

タイトルをチラ見して、世にも珍しい『汗かき』の本だと思ったらやっぱり多汗症の本でした。せっかくなのでと本を開いたら、短くてすいすい読み進められたので、読書が苦手な人でも読み切れるんじゃないかと思います。その点ではおすすめです。