汗かきの定義~多汗症との違いはなに?~
汗かきと多汗症は、どちらも『汗が出すぎる』のが悩みです。
「同じものじゃないか」と思っても、答えはNO。2つには明確な違いがあります。
このページでは改めて『汗かき』について考えていきましょう。
汗かきの定義
私は専門家ではないので断言はできませんが、当サイトにおいてはズバリ、以下のように定義します。
汗かきとは、体温調節の際に人よりたくさんの汗をかいてしまうことである。
言い換えれば、運動や暑さなどで反応した汗腺が、熱を外に逃がすためにがんばりすぎてしまうことです。
本来であれば、汗かきはいいことなのですが、現代社会では嫌がられてしまうのがつらいところではあります。
汗かきと多汗症の違いは?
ひょっとしたら「運動や暑さ以外で汗をかくの?」と思ったかもしれません。それこそが汗かきと多汗症の違いです。
以下の表で比較をしてみましょう。
汗かき | 環境・特徴 | 多汗症 |
---|---|---|
夏が特につらい | 季節は? | 関係ない。いつでもつらい |
運動など、体を動かしたとき | 状況は? | 何をしていなくても |
全身からまんべんなく | 箇所は? | 局所的 |
多汗症の人は『何もしていないのに汗をかいてしまう』わけです。
また、手のひらや足の裏など、限定した箇所にだけ汗をかくケースが多いとされています。
緊張して大量の汗が出る人がいますが、これは多汗症には含まれません。
多汗症とは身体機能の失調により引き起こされる病的な発汗を指します。
緊張による過度な発汗は精神性発汗型多汗に分類されます。
多汗症について
精神性発汗型多汗とは
世の中の病気には何らかの前触れ・サインがあるものですが、汗かきがまさにそれであることがあります。
詳しくは後ほど、以下のページで説明しています。
汗かきの裏に潜む病気
単純な汗っかきと、多汗症や精神性発汗型多汗などの病的な多汗は、見た目では似ていても性質が全く異なります。
汗の原因を理解して、適切な対応ができるようにしたいものです。