レセナ ドライシールドパウダースティックを使った感想とレビュー/大量のワキ汗には対応できないけど
とりあえず一言
『軽い』ワキ汗やワキガ対策としてなら選択肢の一つ
レセナ ドライシールド パウダースティックの情報
タイプ | スティック |
内容量 | 20g |
薬用? | ○ |
香料 | 無香性、フルーティフローラル、スタイリッシュムスク、ベビーパウダー |
発売元 | ユニリーバ・ジャパン株式会社 |
Made in | Japan(日本) |
公式サイト | 【Rexena】制汗剤デオドラントレセナ 汗を抑える!脇汗対策にも! |
公式サイトの宣伝文句
汗ジミもニオイも気にならない。
ニオイの原因となる「汗」をかく前に抑える“プレケア”に着目。
レセナ ドライシールド パウダースティック 成分
- 有効成分
- クロルヒドロキシAl
- その他の成分
- 水添ヒマシ油、ヒマシ油、ジステアリン酸PEG1、POPブチルエーテル1、ステアリルアルコール、タルク、BHT、BHA、香料、シルク末、綿実油、アロエ液汁末(2)、シクロペンタシロキサン
レセナ ドライシールド パウダースティックを使った感想とレビュー
このレビューは、管理人ラサラの個人的な見解をもとに作成されています。記述内容がすべての人にあてはまるわけではありません。
個人的評価
お気に入り度(総合):2.0
(もう買うことはないだろうし持て余している)
制 汗:1.5
消 臭:3.0
コスパ:4.0
使用感:3.0
細かい感想とレビュー
レセナドライシールドパウダースティックのパッケージ
目立つCMなどもなく、どことなく地味な印象のレセナドライシールドパウダースティック。ドラッグストアなどで見かけるものの、あえて手にとることは少ないかもしれません。
公式ホームページには、ニオイの発生前に汗を抑える「プレケアタイプ」であると書かれています。ニオイの原因となる汗自体を抑えれば、嫌なニオイが発生することもない、という理屈のようです。
納得のできる説明ですし、汗自体を抑えてくれるならこれ以上にうれしいことはありません。自ずと期待も高まり、ワクワクしながら使ってみたのですが・・・
ハードルを上げすぎたせいか、満足する結果を得ることはできませんでした。
実際に使ってみての具体的な使用感と雑感
今回は無香性のレセナ ドライシールドパウダースティックをレビューしています。
シンプルな見た目。小さな”woman”の文字
単三電池とのサイズ比較
いわゆる『かわいい』イメージはなく、白をベースにしたシンプルな見た目をしています。サイズは手のひらでちょうど包み込めるくらいで、側面のくびれのおかげで持ちやすいと感じました。
ただ、手が小さいと言われる管理人の感想がこうなので、男性の方が使うと違和感が強いかもしれません。
小さく書かれた“woman”の文字が表す通り、女性向けの商品として売り出しているので、当然といえば当然ではあります。
小さいけどど真ん中にある”woman”の文字
内蓋がついているのは珍しい
半透明なものが外蓋、白い取っ手付きのものが内蓋
スティックタイプのデオドラントグッズは数多くありますが、内蓋がついているものは珍しいです。塗る面が空気に触れにくくなるので、繰り出し部分の乾燥を気にしないでいいのは楽でした。
わりと強い香りがあるので、それを外に漏らさないために蓋を二重にしたのかもしれないとも思います。
内蓋は取っ手があって開け閉めがしやすいです。ただ、取り外す蓋が2つあると、どうしても置いておく場所に困ります。外蓋の上部が平らだったら、ひっくり返しておいて、中に内蓋をいれるということができたのですが・・・。
ちょっと繰り出しにくいかも
ギザギザの部分を回転させて中身を繰り出す
スティックタイプのデオドラントグッズは、リップクリームのように中身を繰り出して使います。ドライシールドパウダースティックも同じですが、回転部分は一部しか外側に出ていません。
(これは個体差かもしれませんが)回転は少し固めです。それをつまんで回す形になるので、ぱっと中身を出すことができません。スティックを多めに繰り出して塗りたいという人はイライラしそうです。
逆に常にぎりぎりまでしか中身を出さない人には問題にならないでしょう。
なお、内蓋が閉まっている状態で回すことはできないため、知らない間に繰り出してしまっていた・・・ということはなさそうです。
無香料ではなく無香性。香料の匂いが強い
レセナドライシールドパウダースティックは無香料ではなく無香性のデオドラントグッズです。二つの違いにおいては以下がわかりやすいです。
製品に使用される原料には、独特なにおいを持つものがあります。「無香性」と表示された製品は、基本的ににおいがない(感じにくい)というものですが、原料の香りを感じにくくするために香料を配合している場合もあります。
それに対して、「無香料」と表示された製品には香料が配合されていません。
このグッズは残念ながら無臭ではありません。外蓋を開けた途端にはっきりとした香料の匂いを感じます。人口香料が苦手な人は避けたほうがいいでしょう。
匂いはワキに塗ってからも残ります。しばらくすると気にならなくなりますが、体温が上がったときなど、ふとしたときにむわっと香りが上がってくることがあります。
香水などとは違い、いかにもデオドラントな香りなのも気になります。ひょっとしたら同シリーズの違う香り付きのもののほうが、匂いがあるとわかっている分、使い勝手がいいのではとすら感じます。
塗ってもなかなか減らず長持ち
スティックタイプに共通することですが、きちんと塗っても減りが少ないため長く使えます。中身はほぼ最後まで繰り出すことができるため、きちんと使い切ることもできそうです。
なお、中身をすべて繰り出してしまうと、根元から折れて外れてしまうことがあります。そうなるとダイヤルを回しても戻らなくなるので注意。すごく使いにくくなります。
ポロッと取れてしまった。
『私の場合は』脇汗に対する効果はほぼなし
ニオイの元の汗をブロック。
だから汗ジミもニオイも気にならない。「レセナ ドライシールド」は、ニオイの原因となる“汗”を制汗有効成分「ドライシールドパウダー」で効果的に抑えます。
アピール文では汗を抑えることに絶対的な自信があるように見えます。期待していたのですが、私の場合はほとんどワキ汗を抑えてくれませんでした。
以下の画像は、右脇にドライシールドスティックを塗り、左脇には何も塗らないで運動をし、ワキ汗の量を比較したものです。
ワキ汗が染みたTシャツを加工した画像
色の濃くなっている箇所にワキ汗をかいているのですが、左右にほぼ違いはありません。体感でも、すぐに脇の下がしっとりしてしまい、がっかりしたのを覚えています。
その上で、実験後はほぼ汗を抑えないと判断したのですが・・・。どうやら、ショッピングサイトのレビューなどを見ていると、しっかり効果がある人もいるようでした。
レセナドライシールドパウダースティックの有効成分であるクロルヒドロキシAl(クロルヒドロキシアルミニウム)は、肌や毛穴を引き締めることで汗の量を抑える働きがあります。つまり、たまたま私の体質にあっていなかったということなのでしょう。
というより、ワキ汗が多すぎて対応しきれなかった、と見るのが妥当な気がします。
なぜかワキガ臭は抑えてくれた
(冒頭でも説明しましたが)レセナドライシールドシリーズは、臭さや雑菌を消すのではなく、ニオイの原因である汗を抑えることで、ニオイの発生を防ぐ、というコンセプトでグッズを出しています。
そのため、汗を抑えられない私の場合は臭いが出てしまうのではないかと考えていました。
しかし不思議なことに、ワキガ臭は発生しませんでした。有効成分に消臭・殺菌のあるものは含まれてはいないにも関わらずです。
強い香りでごまかされているのか、ニオイを抑える程度には汗を止めてくれているのか・・・
何はともあれ、一定の消臭効果は感じることができたのはプラス印象です。
軽度の脇汗やワキガの人ならちょうどいいかも
私の場合は汗を抑えられませんでしたが、軽度のワキ汗で悩んでいる人なら使ってみる価値はあります。
有名な制汗グッズであるオドレミンをご存知でしょうか? これは塩化アルミニウムを有効成分としており、はっきりと実感できるくらいに汗を抑えてくれるのですが、その分刺激が強いという欠点があります。
これに反し、レセナドライシールドパウダースティックの有効成分であるクロルヒドロキシAlは、塩化アルミニウムよりは制汗効果が低いものの、副作用が起こる可能性が低いとされています。
つまり軽いワキ汗なら、レセナスティックを使ったほうがリスクが低いということです。
先述した香料の強さに抵抗がないのであれば、こちらを先に試すのもありだと思います。
レセナドライシールドパウダースティックのレビューまとめ
レセナドライシールドパウダースティックは、汗を抑えることに自信があるようですが、大量の汗には対応できません。一応は制汗効果はあるようなので、軽度のワキ汗なら試してみてもよさそうです。ただし、無香性ですが香りはしっかりとあるので注意しましょう。
以上を踏まえて、総合お気に入り度は2とします。
個人的な雑談
レセナシリーズの見た目は長いことリニューアルされていません。過去の写真をほじくり返したら、少なくともスティックタイプは2016年5月から同じデザインのままです。
公式ホームページに至っては、コピーライトが2014年のままで止まっています(2014年から更新されていないというわけではない)。
それでも店頭には並び続けていますから、すでに定番化していて変化する必要性がない、ということでしょうか。それとも大胆なリニューアルの前触れなのか・・・。
グッズはお気に入りにはなりませんでしたが、今後の動向は気になるところです。