小林製薬 薬用ワキガードを使った感想とレビュー~効果には個人差がとてもあります?
とりあえず一言
痒いところに手が届かない。
小林製薬 薬用ワキガード の情報
タイプ | ジェル |
内容量 | 50g |
効 果 | わきが(腋臭)、皮ふ汗臭、制汗 |
香 料 | 微香性 |
発売元 | 小林製薬株式会社 |
Made in | Japan(日本) |
公式サイト | ワキガード│製品情報│小林製薬株式会社 |
公式サイトの宣伝文句
殺菌成分がニオイの元となる菌をおさえます。
ニオイをおさえて長時間さわやかです。
肌にやさしく、しみません。
ひきしめ成分が汗をおさえます。
透明ジェルなので目立ちません。
微香性
小林製薬 薬用ワキガード 成分
- 有効成分
- ベンゼトニウム塩化物、クロルヒドロキシAl
- その他の成分
- 茶乾留液、BG、ヒドロキシエチルセルロース、POE硬化ヒマシ油、メントール、香料
小林製薬 薬用ワキガード を使った感想とレビュー
このレビューは、管理人ラサラの個人的な見解をもとに作成されています。記述内容がすべての人にあてはまるわけではありません。
個人的評価
総合評価:2.0
制 汗:0.0
消 臭:3.0
コスパ:4.5
使用感:2.0
細かい感想とレビュー
小林製薬の姿勢は嫌いじゃないんですよ
(小林製薬らしいというか、)あまりにも直球なネーミングセンスが光るワキガード。その名の通り、ワキガ対策用のデオドラントジェルです。
// 単三電池とのサイズ比較
これだけ露骨な名前だし、某有名ショッピングサイト(というかアマゾン)での評価がやたらと高かったので、さぞかし効果もあるだろうと期待していたのですが・・・一言、期待外れでした。
どうして無香料にしてくれなかったのか
ワキガに対する効果は一定以上あったように思えます。私が使っていたときはワキガ特有のニオイを感じることはありませんでした。
しかし、それ以外が気になってしまえば話は別です。単純に香料が強すぎる。
存在しない(人工的な)ハーブというか、とにかく存在感の強い香りがあり、嫌いな人なら頭痛を引き起こすのでは、と思います。電車などで遭遇する苦手な香水のような感じ?
苦手なのは私だけかもしれません。香りをあらわす言葉が見つからないのが歯がゆい。ある口コミではシトラス系と書かれていました。
乾いてしまえば、さほど気にならなくなるのは、不幸中の幸いといったところでしょうか。
ワキガードとともに新たな戦いへと赴くのだ
香料以外にも気になる点はあります。ジェルが乾くまでの時間が長いせいで、お風呂上りの無駄な戦いを強いられるのです。
密着型のデオドラントグッズは、清潔な状態での塗布が大原則。入浴後はもっとも都合がよく、ワキガードも例外ではありません。
しかし、お風呂上りというのは、体が温まっている分、汗をかきやすいもの。ワキの下なんかは特にそうで、放っておけばすぐに汗で湿ってしまいます。反面、ワキガ臭はアポクリン腺という汗腺からの汗が原因なので、できるだけ汗をかかない状態で対処しなければなりません。
そうなれば必然的に、(汗かきさんなら特に)お風呂から出る→拭く→デオドラントケアをするという流れが発生するわけです。
ケアをするまではよくても、問題はそのあと。先述したとおり、乾くまでに結構な時間がかかるので、両脇を解放した状態での待機時間が必須になります。
お風呂後の湿度が高い空間で、できるだけワキの下に汗をかかないようにし、香料に強攻撃をされながら、ただただ耐え忍ぶという静かな戦いが、毎日の習慣になるわけです。
敗北し、乾かない状態で無理に服を着ると、服に香りは移るわ、下手すりゃワキ汗のようににじんで目立つわ、べたべたして気になるわ、とてんてこ舞いになります。
たとえうまく乾かしたとしても、制汗効果はほとんどないため、勝利での達成感はあまりありません。ただ、ネットでのレビューを見る限り、制汗効果が強く出た人もいる模様。個人差が激しいのでしょうか。
更に、ワキ汗が多い人ほど、新たに塗り直しをする必要性も出てくるでしょう。しかし、乾いてから汗をかく→ジェルが流れて効果が薄まる→商品の香りと見た目を気にしつつ、再度ケアをする、と外出先で新たな戦いに赴くのは、さすがに無理があるのでは、と感じます。
・・・ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、ようはジェルが乾きにくくて扱いにくいということです。
ジェルが乾きにくい、以外の使用感は悪くない
さんざ欠点を強調してきましたが、乾きにくさ以外の使用感は悪くありません。塗布部はジェルを塗るのに合った形で、手が汚れませんし、使用後もティッシュで拭えば清潔に保てます。
// 塗布部の形状。穴からジェルをだし、脇に直接塗る
奇をてらうことのない形状は使いやすく安心感もあります。だからこそ、乾きにくさという一点ですべてを帳消しにしてしまっているのが、もったいなくてしょうがないと感じてしまいます。
人によって最大の欠点は見た目
冒頭ではさらっと流しましたが、目的がわかりやすすぎる見た目もマイナスポイントです。
外に持ち歩いて人前で使うには勇気がいるでしょう。家で使うにしろ、ふとどこかに置き忘れて、家族などの同居人に見つかりでもしたら・・・気にしないでいるには、結構な精神力が必要です。
私の場合は洗面所に置き忘れ、『ワキガード忘れてたよー』と、家族団らんの夕食中に言われてしまいました。穴があったら入りたいとはこのことです。
たとえ一人暮らしだとしても、お客さんが見つけないとは限りません。いっそのこと、かわいいテープでデコレーション・・・たぶんむなしさが残るだけです。露骨なのは外側の箱だけにして、もうちょっと目立たない、いっそ無地に近いチューブにしてくれれば万々歳なのですが・・・。
// 参考までにワキガードの外箱。露骨。
お店ではそこそこ見かけはしますが、レジに持っていくには覚悟がいるので、『手軽に手に入るよ!』とは言い切れないのがなんともはやです。
そのほか、気になる点をいくつか
公式サイトでは肌に優しいとされていますが、使っているうちにワキの下が痒くなることがありました。刺激に弱い人は気をつけたほうがいいでしょう。あと、ワキの下が黒ずんだような・・・
コスパは文句なし。スティックタイプには劣りますが、1度に使うジェルの量が少ないので、使い切るまでの時間は長いかと思います。値段も600円程度とお手軽です。ただし使用期限が明記されているので、使いきり派の人は気をつけたほうがいいでしょう。
小林製薬 薬用ワキガードのレビューまとめ
ワキガへの効果はそこそこにある。香りの強さや乾きにくさ、見た目の露骨さなど気になる点をマイナスし、総合評価は2とします。
使い切る気力はない。
小林製薬 薬用ワキガード ラインナップ
個人的な話~ただの雑談~
使ってみてから再度、アマゾンの商品ページにあるレビューをひと通り読んでみました。どうしてワキガードが高評価なのかわからなかったからです。案の定、効果がある人・ない人で二分されており、誰かにすごく効いているものが、私に効くわけでないという当たり前のことが、強く実感できました。
こんなレビューを書いておいてなんですが、誰にでも効くわけでも、誰にでも効かないわけでもありませんから、試してみる価値はあるかもしれません。