【実験】ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールの汗ジミへの効果を検証

今まで何度か制汗実験は行ってきましたが、デオドラントグッズ以外では初めてです。そんな記念すべき今回は、ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールの汗ジミへの効果を検証していきます。
実験方法
温度と気温をできるだけ合わせた2日間で、ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールを着た場合と、着なかった場合の汗ジミの量をTシャツの汗染みで比較します。
汗かき改善実験の方法・改
ユニクロ WOMEN エアリズム汗取りキャミソール
運動前後にTシャツの重量を図り、運動後から運動前の重さを引くことで、Tシャツに含まれる汗の量をおおまかに把握します。
同時に、顔の汗を拭いたハンカチの枚数と重量の変化も記録します。
エアリズムを着た場合と着ない場合の検証なので、後者はキャミソールなしとなります。また、ブラトップ(ブラカップ付き)ではありません。
実験結果
汗かき比較表
// 左が汗対策あり(エアリズム)、右が汗対策なし。色の濃い部分が汗ジミです。
1回目 | エアリズム着用 | 汗対策なし |
---|---|---|
背中 | ![]() |
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ワキ | ![]() |
![]() |
Tシャツ汗量 | 8g(138g-130g) | 10g(141g-131g) |
ハンカチ数(顔汗量) | 1枚(2g) | 1.5枚(3g) |
2回目 | エアリズム着用 | 汗対策なし |
背中 | ![]() |
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ワキ | ![]() |
![]() |
Tシャツ汗量 | 12g(141g-129g) | 14g(144g-130g) |
ハンカチ数(顔汗量) | 1.5枚(4g) | 2枚(5g) |
主観で気になったことをメモ
汗ジミへの対応力はそこそこ。
デオドラントグッズによる対策とは違い、物理的に汗を抑えているので、必然的にTシャツの汗ジミは少なくなりました。背中上部のエアリズムに触れていない箇所に、汗ジミができてしまったのは予想通りです。
残念だったのはワキ汗への対応力の低さです。今回着用したエアリズムはワキ部分の汗取りが売り。
// ワキ部分に汗取りパーツが外付けされている
画像ではわかりにくいかもしれませんが、ペラペラしていてワキにフィットしません。実際、ワキの汗ジミにはほぼ効果なしですし、
おまけ程度に考えたほうが良さそうです。
表では汗の量に違いがないように思えるが・・・
画像でなく数字で汗の量を見ると、どちらもあまり差はないように思えます。
ですがあくまで外側のTシャツの話です。インナーであるエアリズムに染みた量をあわせると、だいぶ印象が変わってきます。
1回め | エアリズム着用(6/24) | インナー無し(6/20) |
---|---|---|
全体汗量 | 30g | 10g |
Tシャツのみ | 8g | 10g |
エアリズムのみ | 22g | – |
2回め | エアリズム着用(6/26) | インナー無し(6/27) |
全体汗量 | 46g | 14g |
Tシャツのみ | 12g | 14g |
エアリズムのみ | 34g | – |
上半身の汗量が倍になっています。Tシャツと違って体に密着していること、単純に服の枚数が増えてしまっていること、などと複数の要因が思い浮かぶので、いつも以上に参考にはなりませんが・・・(別インナーでの記録も取ればよかった)。汗自体を防ぎたい、という目的にはそぐわないように思えました。
なぜか顔の汗は減りました
地味に気になっているのは、エアリズム着用時の利用ハンカチ数(=顔汗)の減少です。上半身の汗が増えたことで、相対的に顔からの汗が少なくなったのか・・・案外、エアリズムが熱を逃してくれているのかもしれません。
総評
結果を踏まえて、以下を今回の総評とします。
ユニクロ エアリズム 汗取りキャミソールはちゃんと汗を吸ってくれますが、汗量も増えます。背中上部、ワキの汗には弱いです。
ピリッとしない結論になってしまいました。
個人的な雑談
記事をまとめている今現在、実験に使ったエアリズムと一般的な綿100%のタンクトップを、両手に持って比べていたりします。
触った感じでは確かに、エアリズムの方がひんやりしているのがわかります。放射温度計で双方の布部分を計測したところ、ほぼ同じ温度(27~28度)でした。
レビュー前には着た状態の温度変化を計測して・・・運動前後に測れば熱を逃がす効率も分かるか?
うーん。これだけレビューしにくいものは初めてかもだ。